ドラジェについて!
生涯現役が語ります☆
ヨーロッパでは、慶事に欠かせない祝い菓子・ドラジェ。
ひとつの種から多くの実をつけることから豊穣・多産・繁栄のシンボルとされる縁起のよいアーモンドを、
砂糖でコーティングしたシンプルなお菓子です。
古代ローマの菓子職人がアーモンドを蜂蜜の容器に落としたのが始まりとされ、
その後砂糖でコーティングされるようになり、
結婚式や子供の誕生祝いで街中に配られていた習慣が今もなお残されています。
ルーツであるイタリアでは、
5粒のドラジェ(イタリア語ではコンフェッティ)を
ゲストにプレゼントするのが伝統的なしきたりとされ、
5粒にはそれぞれ〈幸福〉〈健康〉〈富〉〈子孫繁栄〉〈長寿〉の願いが込められています。
この5粒のドラジェをギフト用にしたものを〈ボンボニエラ〉とよび、
イタリアの花嫁たちはチュールやレース、箱などに美しいリボンを結び、
華麗にラッピングすることに個性とこだわりをみせています。